斎藤佑樹初心に帰る。投球フォームの見直しで、球威回復へ。
甲子園で、現在ヤンキースで活躍中の田中将大と壮絶な死闘を繰り広げた、日本ハムの斎藤佑樹。
現在の活躍に白黒ハッキリついてしまっているが、
黒の斎藤は、来シーズンに向け、猛特訓中だ。
齋藤の高校時代の活躍が見られなくなったのは、一説によると、
大学時代に股関節を故障していること。
股関節の故障を、かばい、ごまかし続けた結果、
プロ野球選手になった後
1年目 左腹斜筋 3年目 右肩 を故障してしまっている。
齋藤本人は、納得のいく球威のあるボールを投げることに、こだわっている。
高校時代に甲子園で見せなかったような、悔しさをあらわにする、
マウンドさばきを見せるのは、怪我の影響からくる悔しさもあるのではないか?とも推測できる故障具合。球威の低下。
投球フォームに関して、高校時代の肘(ひじ)を肩上まで上げて、肩上から振り下ろすフォームに原点回帰する。
また、日本球界では、斎藤独特のフォームとなっている下半身の使い方。
踏み込む足が(斎藤の場合:左)が突っ張った状態で投げる。
このフォームについて、体重移動を妨げることを斎藤は分かっている。
分かっているが、斎藤はこだわり続ける。
「よりストレスのないフォームで投げたい」
このフォームは、現在チームメイトの中田翔と、甲子園で対戦し、
148kmの直球を投げ込んだときも、突っ張るフォームだった。
「できることは何でも挑戦したい」
とも続けた。
実際、メジャーリーグで活躍する投手の平均球速は150kmといわれているが、
突っ張った状態で投げる投手は数多い。
呼び方を変えれば、
非常識なフォームで再生を図ろうと、
2018年シーズン後のオフには、1日50球を投げ込み、
映像で確認し、猛研究中。。
突っ張るフォームといえば、
ジャイアンツに、日本球界に復帰した上原がいる。
上原の球速は、140km台でありながらも、回転数勝負で
メジャーリーグの強打者をなぎ倒してきた。
斎藤佑樹が化けた時、怪我を完全に乗り越えた時は、どうなるのであろうか
イメージしたいと思います。
かつての糸をひくようなストレートはもちろん投げられる期待をしたいと思いますし、投球フォームの改正が欠かせません。
「ストレス無く投げたい」
この言葉は、精神的ストレスより、身体的ストレスを意味していてほしい。
フォームの矯正は我慢が必要かもしれなく、長くいい状態を保ってほしいものです。
肩と肘、痛めたことのある上半身の怪我を経験した彼だから、学んだものがある、
そういったフォームを見せてほしい。